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ユヤマ 開業支援ドクターレポート

【大阪府 整形外科】
片岡 利行 先生

【大阪府 整形外科】<br> 片岡 利行 先生
大阪府
かたおか整形外科手の外科クリニック
【整形外科】
片岡 利行先生

かたおか整形外科手の外科クリニック様は2024年5月に整形外科クリニックとして開業されました。

当クリニックの院長である片岡利行先生に、ご開業を目指されたきっかけ、開業準備から開院後のご経験、スタッフや診療への想いなどを伺いました。

まず先生のクリニックの概要について、簡単に教えてください。

当院は手の外科を一番のメインとした整形外科のクリニックとして、大阪府摂津市で2024年5月に開院しました。

一般的な運動器リハビリテーションに加えて手の外科の保存治療から手術治療まで一貫して当院で対応できる点が特徴です。最寄り駅から徒歩7分、スーパーや銀行がある商店街通りの一角にクリニックを構えております。地域にお住まいの方を中心に、0歳から100歳まで、幅広い年齢の患者さんに来院いただいています。
前述のように院内で手術が実施できる体制を整えており、通常の診療時間の間に枠を設けております。現在では月に20~30名の手術を実施しております。

  • かたおか整形外科手の外科クリニックの待合室
  • かたおか整形外科手の外科クリニックのリハビリ室

ご開業を目指されるきっかけは何だったのでしょう?

今回、クリニックを開業する考えに至ったのは、病院でやっていることを個人開業してもできると思ったからです。

病院勤務の中で感じていたことは、どうしても実務が手術だけになりがちになってしまうという点がありました。来院される患者さんを診察していて、手術にいく手前にもう少し予防的なことなど、いろいろとやれることはあるのですが、病院勤務ではやれることが限られてしまうことにもどかしさを感じていました。
一般的に開業すると手術から離れるということは多いと思います。ただ私の場合、以前勤めていた病院では自分たちで麻酔をする形で手術をしておりました。そういった経験もあり、開業しても自分で手術を行いながら、保存加療なども含めて一気通貫でやれるかなと、日帰り手術可能なクリニックを開業し、地域医療に貢献していく考えに至りました。
ご開業を思い立った際に、まず相談された方や起こしたアクションについて教えて下さい。

まずは家族へ開業について相談をしたと思います。漠然とした話だったかと思いますが、了解を得られてから、物件を探し始めました。開業を考えていたエリアで物件がないかと、インターネットで探していたところ、ユヤマさんの物件がいくつかあったため、問い合わせをさせていただきました。 

他には既に開業している友人の医師にも相談しました 。それはどちらかというと、導入する院内機器が決まってから、クリニックの内部を見学させていただいた形が多かったかなと思います。スペースの使い方やどういう機器を使っているのか、いろいろと教えてもらいました。
ユヤマの地域医療支援室 サポートについてお聞かせ下さい。

前述のように、物件をネット上で探していた時に、良いなと思った物件をユヤマさんが取り扱っておられたので、コンタクトを取らせていただいた形になります。

面会時に、問合せした物件に加えて、2、3物件を提案いただき、診療圏調査等の資料で比較説明もいただきました。提案をいただいた材料を元に物件を選んでいった流れです。 最終的には、周りに競合がなくて、手の外科としてもオペをしたいという点もあり、それなりに交通の便も良い今の場所を選ばせていただきました。
私の考えていた診療をするには広い面積を確保できる必要性や、駐車場が欲しいという希望もあり、それが叶う物件でした。また、銀行やスーパー並ぶ商店街通りの物件で、地域の高齢者もよく往来する立地だったこともあり、現地を見に行った時にイメージが湧いたという部分が決め手だったと思います。良い物件を紹介していただき、物件側との調整もしていただき、感謝しています。
開業準備のスケジュールは問題なく進みましたか?

開業場所をどこにするかという部分では時間がかかりましたが、それが決まってからはスムーズに進んでいったと感じています。

今回は建貸しの物件だったため、敷地にどのように建物を建てるか、駐車場をクリニック専用にするか、コインパーキングにするのかなど、オーナーさん側との協議が少し難航したかなと思います。ただ、間に入っていただいたユヤマさんはじめ、調剤薬局さんや建築会社さんとも一緒に交渉していただいて双方が納得する形に落ち着きました。
クリニックについて、こだわった点はありますか?

他のクリニックにはない部分として、自院で手術ができるという点が特徴としてあります。

手術内容では簡単な腱鞘切開だけではなく、透視をしながら骨折の手術もできるようにしたかったので、当院ではCアームを導入し、レントゲン撮影と併用しています。オペとレントゲンで併用するためにCアームを移動させるための部屋の動線にこだわりました。その動線を作るのに、内装設計には時間をかけて打合せをしましたね。

  • かたおか整形外科手の外科クリニックの処置室
  • かたおか整形外科手の外科クリニックのCアーム

少し心残りなのは、リハビリスペースをもう少し広くしておけば良かったなという点です。もともとはもう少し広い面積を提示していただいていたのですが、賃料との兼ね合いもあり少し小さくしてもらいました。ただ、今となっては患者さんも多く来院していただいていますので、開業してみないと分からないことですが、そのままの面積でも良かったのかなとも思っています。
クリニックの経営者として、どのようなことを意識されていますか?

経営者として考えたときに、これまでの勤務医と違うことは自院に従業員がいるということですね。自分が医師として患者さんを診ることは、病院で働いていた時とそんなに大きく変わらないですが、クリニックを運営する中で従業員が辞められると非常に困るので、満足して働いてもらえるよう、少しずつ改革をしながら運営しています。

例えば1人当たりの仕事量が極端に大きくなって、残業が増えると満足度は下がると思います。そうならないように人を増やす、あるいは機械に頼れる部分は頼っていくということです。自動精算機などもそうだと思いますが、人一人分の人件費を浮かせる機能もあります。
ユヤマさんの電子カルテシステムについても、いろいろな周辺機器、システムとの連携が非常にスムーズに感じますし、理学療法士からはリハビリアプリについても使い勝手が良いと聞いています。そうやって少しでもスタッフの負担を減らし、ある程度業務量を平準化できているのかなと思います。スタッフに気持ちよく働いてもらえるように、経営者としては色々と試していくのが良いのかなと思いますね。
これから開業される先生方にアドバイス等 ございますでしょうか?

アドバイスというほど大したお話はできませんが、クリニックを開業するにあたってはクリニックの売りとなる部分を大事にして、クリニックのコンセプトを持っておくことが良いのかなとは思っています。独立開業するまでには決めることがたくさんあるので、コンセプトがあると、ブレずに物事を選択していくことができると思います。

開業をしていくときに一番不安だったのは立ち上がりから軌道に乗るまででした。本当に患者さんが来てくれて、経営が成り立っていくのだろうかと漠然と不安には思っていました。幸いにも最初から結構患者さんが来てくれて、開院当初からつまずくことはありませんでした。そこはユヤマさんの物件提案が良かったのかもしれないですね(笑)。
ただ、最初から多くの方に来院をいただいて有難かったのですが、スタッフが慣れていないという問題も発生しました。そこまで患者さんが多くない時でもかなりお待たせしてしまうなど、ご迷惑をおかけすることもありました。
そういったこともありましたから、開業時の患者さんが少ない時でもスタッフの練習期間が取れる、など状況をポジティブに捉えてクリニックとして成長していく考え方でも良いのかもしれません。

  • かたおか整形外科手の外科クリニックの受付

Clinic Profile

大阪府摂津市の地元の方が集まる商店街通りにご開業されました。
開院当初から幅広い年齢の方が来院されています。特徴である日帰りオペ実施のための内装や設備へのこだわりや、スタッフ様の働きやすさへの意識を、取材を通して感じました。

  • かたおか整形外科手の外科クリニックの外観