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ユヤマ 開業支援ドクターレポート

【福岡県 内科・循環器内科】
仲敷 健一 先生

【福岡県 内科・循環器内科】<br>仲敷 健一 先生
福岡県
医療法人Keiyu
けいゆうメディカルクリニック内科循環器科
仲敷 健一院長

けいゆうメディカルクリニック内科循環器様は「心臓と血管」を中心にその土台となる「生活習慣病」に対しての診療及びとプライマリ・ケアの観点から通常の一般内科疾患も診療されています。
当クリニックの院長である仲敷 健一先生に、開業準備から開院後のご経験、今後の展望、スタッフや診療への想いなどを伺いました。

まずは先生のクリニックの概要について、簡単にお話しいただけますか?

当クリニックは2021年2月に福岡県大野城市の郊外で開業しました。心臓や血管に関わる循環器疾患を中心とした診療が主体ですが、生活習慣病(高血圧症・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症など)を有する治療から感冒からCOVID-19感染症などの発熱外来、(呼吸器疾患で慢性気管支炎や気管支喘息など)に対しても診療を行っています。

2024年6月からは医療法人化することができ、「医療法人Keiyu」として新たな出発をしましたが、「けいゆうメディカルクリニック内科循環器内科」として開業してから同じく「寄り添い、あたたかみのある、信頼される医療」を理念に掲げており、医療法人となった現在においても同様です。患者さんの家族ごと気軽に受診できるいわゆる「かかりつけ医」として、スタッフとともに誠実なサポートすることを心掛けることも重要だと考えています。

  • テスト

ご開業を目指されるきっかけは何だったのでしょう?

医師になったのが1995年でしたが、その後すぐに出身大学の鹿児島大学の第一内科に入局しました。第一内科は今と違った臓器別の医局ではなく、循環器内科をはじめ、呼吸器内科、内分泌代謝内科、血液内科、心療内科を専門とした集合体でしたので、研修医のときからそれぞれの疾患を有する症例に対して主治医になっていました。そのときからすでに将来的は漠然とですが、内科医として開業したいと考えていました。

ただ、第一内科で経験した症例に対して、やはり専門性を持って診療したいとも考えるようになり、その中で循環器内科を専門にすることを決めました。鹿児島大学病院やその関連病院で心臓血管内科の医師として、主に狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患の治療はじめ、心臓弁膜症や心筋症、不整脈疾患に対する外科手術やアブレーション治療の適応やその心機能評価を判断することを学んできました。
私の父が他界したことをきっかけに、15年ほど所属した医局を退局することになり、2010年から福岡の実家近くの病院に勤務いたしました。そのあとからは、循環器内科の専門性に加えて、一般内科やプライマリ・ケア領域の外来診療や回復期・慢性期の入院診療の一環で人工透析症例やリハビリ症例、看取りが必要な症例など多くの患者さんと数多くのご家族と触れ合う機会が多くなりました。さらに2014年から所属していた病院の病院長となり、診療だけでなく経営面についても多くの経験をさせてもらいました。
病院長の立場で多くのスタッフと関わることもできるようになり、とても有意義な時間であったのですが、実は医局を退局してから福岡の実家近くの病院に転居した際に、開業することも念頭においていたこともあり、病院長となって5年目の節目のときに退職願いを提出しました。ところが、その後勤務先の病院の経営者が変わることになり、その引き継ぎに2年ほど有しましたが、ある程度目処が立ったところで、開業の準備を行うことになりました。

ご開業を思い立った際に、先ず相談された相手はどなたですか。また、どのようなアクションを起こしましたか?

M3の開業支援サイトがあり、そこで開業支援していただける会社を3社紹介していただきました。紹介3社の開業支援担当者と直接面談して、今後一緒に開業することについて、私の希望など聞いて汲み取ってもらいました。そのなかで、今後一緒に開業するにあってのノウハウなど伺ったうえで、私の希望と合致した会社がユヤマさんでした。

ユヤマの地域医療支援室 サポートについてお聞かせ下さい。

開業を始めるにあたってユヤマさんとお付き合いすることになりました。
私の開業における専門性を汲み取っていただいた上で、まずは開業する場所の選定からの相談でした。開業する場所の選定は必ずしも最初の想定通りではなく、残念ながら最初の場所はうまくいきませんでした。

それでも諦めることなく、ユヤマさんがあらゆる情報網からご提案していただいた場所が現在開業している福岡県大野城市でした。今振り返ってみても、最初の決まった地でなく、現在の開業地で良かったと思える場所でした。

開業準備スケジュールは問題なく進みましたか?

場所の選定が決まってからは、比較的スムーズに開業準備は進みました。
まずは、支援いただく税理士さんを決めることでしたが、その時にはユヤマさんから開業準備にあたる上での説明講演会に参加していましたので、そのときに来て講演いただいた数名の税理士事務所の中から選ばせていただきました。

卸の会社についても私の希望の卸会社にユヤマさんから打診していただき、とてもスムーズに医療機器の算定含めて、打ち合わせを繰り返すことができ、さらに同時にクリニックの設計事務所もご紹介いただいて、設計士の方とのクリニック概要や設計図をご提案いただき、とても私の希望に即した形のクリニックとなりました。コロナ禍でありましたので、Zoomを使用した会議も取り入れながら、開業するにおける事業方針についてスライドでご提示し、銀行融資も得ることができました。
クリニックの建設がはじまってからも比較的順調で、なんと今はあまりしない餅投げもすることができました。2021年2月1日開業においては、本当にスムーズで今から考えてもユヤマさんには感謝しております。

クリニックの経営者として、どのようなことを意識されていますか?

開業する前に病院の病院長を経験していたことが、今回開業するにあたって、とても役に立ちました。病院経営も7年間の病院長の立場や経験にて教わりましたし、労務管理の重要性も知りました。

経営するに当たっては、クリニックの理念「寄り添い、あたたかみのある、信頼される医療」に基づいて、患者さんに対して必要な医療を提供することばかりではなく、当クリニックで働いてくれるスタッフに対しても私の考えを理解してもらい可能であれば一生勤務してもらえるように体制を整えることも重要だと考えています。そのことを土台にして、数年後までの事業計画を立てました。

  • テスト

診療する内容や患者さんの人数だけでなく、その患者さんに対応するスタッフの専門性やその人数(常勤や非常勤)、さらに配置に関しての計画でした。

1年ごとではありますが、これまで徐々に診療する患者さんの人数も増えてくるようになりましたが、同時にスタッフも増えてくることになります。スタッフにはクリニックに必要な各部署の業務内容について理解してもらい、それをスムーズに実践してもらうことも重要だと考えているので、今後は部署ごとのスキルアップに向けた教育(WEB教育も含)が必要と考えて準備しています。スタッフのスキルが上がることで、当クリニックのできることが増えますし、そのことが経営的な側面においても向上することにつながると信じています。
開業5年過ぎてから医療法人化することを開業時から目標にしていました。幸いに4年目で医療法人化できましたので、これからは当法人(クリニック)の基本理念に沿って、地域に望まれる事業の展開を目指したいと思っております。

これから開業される先生方にアドバイス等はございますでしょうか?

開業することにおいては、やはりみなさん同じと思いますが、医療を提供するにおいて、自分自身が何をしたいか、できるかを明確にすることが重要だと思います。

1人で全てを決めて、全てを実践判断する環境ですので、自分の得意とする専門分野を確立しておくことも大事です。また、患者さんに同一視線で向き合うためには接遇も重要です。
医師としてのスキルも勿論ですが、自分自身をスキルアップできる魅力ある講習会やセミナー(業務改善や人への接し方・仕事の教え方など)が数多くありますので、そのような会にも参加してみておくことも開業したあとに役に立つと思います。

  • テスト

Clinic Profile

2021年2月に福岡県大野城市の住宅街にてご開業されました。
患者さんの近くでいつでも相談できる「かかりつけ医」としての立場で患者さんとそのご家族に「寄り添い、あたたかみのある、信頼される医療」を目指されている事がインタビューを通して感じられました。